番外編4「ブラッククリスマス」
チリンチリン…。
…チリン…チリン…。 何故か鈴の音が聞こえてくる。 アッシュ「うるさいなあ。何の音だ?うん…何時の間にか寝てたのか」 男「うほ?起きたのか、トナカイ。もうすぐ出発じゃ。そろそろ準備しておくのじゃ!」 ア「トナカイって何言って…。うわ!何だこの格好」 全身茶色い毛皮を着て、頭にはトナカイの角。首には鎖と大きな鈴(ベル?)が付いている。 さっきからうるさく鳴っていたのはコレのようだった。 ルピカ「サンタさん!こっちの準備は終わったわよ♪」 ルピカもサンタの格好をして、大きな袋を持っている。 サンタ「うむ、間もなく出発じゃ。台車にプレゼントを詰め込むのじゃ」 ル「ラジャー♪」 ア「ば、バーニィ。で、何で俺はトナカイなんだ?しかも鎖で繋がれてるし…」 サ「バーニィ?そんなの知らんと言ってるじゃろ」 ア「でも…」 サ「やかましいぞ!畜生ふぜいが!!貴様は今夜は俺様のトナカイなんだ!きりきり働け!!」 そしてサンタはどこからともなく鞭を取り出し振るう。 ビシッ ア「うわ!やめろ!わか…わかったから!!」 サ「ふん!わかればよろしい」 何だかキャラが変わってしまったサンタに連れられ、プレゼントが載った荷台の前に来る。 サ「さあ、貴様の出番だ!トナカイ!!」 ア「ちょ!まさか人力でこの一杯のプレゼントを運ぶのか?無理に決まってるだろ」 サ「貴様飼い主に意見するのか?」 ビシシッ ア「うわ!やめろって!ヒィ」 サ「ふん!本来ならそうしたいところだが、さすがに貴様一匹で運ぶのは無理な量だ。時間も無いしな。そこでコレだ」 後ろからトロトロと、ルピカがバイクに乗ってやってくる。この世界では一般的なフォトンバイク。勿論荷台を繋いで運ぶことも可能。一応空も飛べる。 サ「貴様はコイツで俺達とプレゼントを運べ!いいな!」 ア「わ、わかったよバー…」 サ「サンタ様だ!!」 三人は荷台に一杯のプレゼントを載せ、出発する。 サ「さて、まずはどこからかのう?」 ル「ええとー、まずはLさん(仮名)からね。その後はアリーナちゃん。二人とも特別料金ねぇ。ニヤリ」 サ「ふむ、ならばたっぷりサービスせんとのう…ククク」 ル「わあ、サンタさんノリノリね!勿論トナカイさんの羞恥プレイよね?(笑)」 サ「そうなるかのう?ほっほっほっ!」 運転しているトナカイアッシュからは、当然そんなやりとりは聞こえない。 そして可哀想なトナカイアッシュを先頭に、サンタ達はパイオニア2の街中へと消えていった…。 この後何があったかは敢えて語らない。 終わり
by kuroneko_sensei
| 2006-12-28 17:30
| 妄想中
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
二代目黒猫先生とは?
これは、ある日突然二代目に襲名されてしまった不幸な婦女子(?)の記録デス。
しばらくは秘密裏にドウジン活動をしていたのですが、最近お姉さまに活動内容が全てバレてしまい、今は開き直って堂々と活動しています。 ちなみに私は、PSOの同名の人とは関係ありませんよ? 初代さんが言うには魂の繋がりがあると言ってたけど…。それってどういうことなのかな? その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||