チリンチリン…。
…チリン…チリン…。 何故か鈴の音が聞こえてくる。 アッシュ「うるさいなあ。何の音だ?うん…何時の間にか寝てたのか」 男「うほ?起きたのか、トナカイ。もうすぐ出発じゃ。そろそろ準備しておくのじゃ!」 ア「トナカイって何言って…。うわ!何だこの格好」 全身茶色い毛皮を着て、頭にはトナカイの角。首には鎖と大きな鈴(ベル?)が付いている。 さっきからうるさく鳴っていたのはコレのようだった。 ルピカ「サンタさん!こっちの準備は終わったわよ♪」 ルピカもサンタの格好をして、大きな袋を持っている。 サンタ「うむ、間もなく出発じゃ。台車にプレゼントを詰め込むのじゃ」 ル「ラジャー♪」 ア「ば、バーニィ。で、何で俺はトナカイなんだ?しかも鎖で繋がれてるし…」 サ「バーニィ?そんなの知らんと言ってるじゃろ」 ア「でも…」 サ「やかましいぞ!畜生ふぜいが!!貴様は今夜は俺様のトナカイなんだ!きりきり働け!!」 そしてサンタはどこからともなく鞭を取り出し振るう。 ビシッ ア「うわ!やめろ!わか…わかったから!!」 サ「ふん!わかればよろしい」 何だかキャラが変わってしまったサンタに連れられ、プレゼントが載った荷台の前に来る。 サ「さあ、貴様の出番だ!トナカイ!!」 ア「ちょ!まさか人力でこの一杯のプレゼントを運ぶのか?無理に決まってるだろ」 サ「貴様飼い主に意見するのか?」 ビシシッ ア「うわ!やめろって!ヒィ」 サ「ふん!本来ならそうしたいところだが、さすがに貴様一匹で運ぶのは無理な量だ。時間も無いしな。そこでコレだ」 後ろからトロトロと、ルピカがバイクに乗ってやってくる。この世界では一般的なフォトンバイク。勿論荷台を繋いで運ぶことも可能。一応空も飛べる。 サ「貴様はコイツで俺達とプレゼントを運べ!いいな!」 ア「わ、わかったよバー…」 サ「サンタ様だ!!」 三人は荷台に一杯のプレゼントを載せ、出発する。 サ「さて、まずはどこからかのう?」 ル「ええとー、まずはLさん(仮名)からね。その後はアリーナちゃん。二人とも特別料金ねぇ。ニヤリ」 サ「ふむ、ならばたっぷりサービスせんとのう…ククク」 ル「わあ、サンタさんノリノリね!勿論トナカイさんの羞恥プレイよね?(笑)」 サ「そうなるかのう?ほっほっほっ!」 運転しているトナカイアッシュからは、当然そんなやりとりは聞こえない。 そして可哀想なトナカイアッシュを先頭に、サンタ達はパイオニア2の街中へと消えていった…。 この後何があったかは敢えて語らない。 終わり #
by kuroneko_sensei
| 2006-12-28 17:30
| 妄想中
今夜はクリスマスイブ。
パイオニア2のシティにも、人工雪がチラチラと降ってきている。 アッシュ「バーニィ遅いなあ。何やってるんだ?」 ルピカ「まあまあ。きっと準備で忙しいのよ」 ア「準備ったって、もうほとんど終わってるじゃないか。他に何があるんだ?」 ル「さあ?私には分からないけど、きっと何かあるんでしょ?」 ここはいつもの三人が集まる家。まあいわゆるアジト。 部屋の中は綺麗に飾り付けられ、『Merry X’mas』と書かれた幕まで飾られている。 テーブルには大きなケーキとご馳走も準備されている。 窓から外を見るルピカ。外は相変わらずの雪。 アッシュもつられて外を見る。 ル「まあそうね。このまま来なかったら二人でパーティーかしらね?」 ア「え?それってもしかして、ふたりだけのクリスマスイブ…」 ドキっとするアッシュ。 ル「ん?どうしたのアッシュ?なんか顔が赤くない?」 ア「い、いや何でもない」 横からルピカに顔を覗き込まれ、慌てて顔をそらす。 ル「変なアッシュ(笑)」 今夜の小悪魔の笑顔は、ちょっとだけ魅力的に見えた…。 すると突然のドアを開ける音! 男「メリークリスマス!坊っちゃん嬢ちゃんこんばんわ!!!」 大きな声を出してサンタクロースがドカドカと入ってきた。 ア「ば、バーニィ??」 サンタ「ノー、ノー、ノン!私はサンタクロースね!バーニィなんて人知らないね!」 顔は白髭で隠れてよく見えないが、声はどう聞いてもバーニィだった。 ル「わあぁい!サンタさんいらっしゃーい!」 サ「こんばんわ、お嬢ちゃん。良い子には私からプレゼントをあげるよぅ!」 ル「わあい♪欲しい欲しい!」 ア「あ、俺も欲しい」 つい乗せられて答えるアッシュ。 サ「ようし、良い子のみんなにはプレゼントをあげよう!」 ごそごそと袋をまさぐり、プレゼントを取り出して二人に渡すサンタ。 ル「ありがとー♪サンタさん!」 ア「あ、ありがとう。バー…いや、サンタさん」 サ「はっはっは。プレゼントは後で開けるんじゃぞ」 ル「ねぇサンタさん!良かったらご馳走食べていって!」 ア(ははん、そういうことか。まあいいか) そしてパーティーは始まり、わいわいと楽しい夜が更けていく。 ……はずだったw 続く #
by kuroneko_sensei
| 2006-12-28 17:16
| 妄想中
アッシュ「…ぅ、うん?俺どうなったんだ?」
ジャリッ ア「な!なんだ?首輪に鎖?それに手錠だって?!」 ???「よう、お目覚めかい?ワンちゃん」 ア「バ、バーニィ!これは一体…」 バーニィ「あん?御主人様と呼べと言っただろうが!」 ビシッ ア「ぅぁ!や、やめろよ!」 バ「ふん!まずは躾からだな。覚悟はいいか?ワンコロ!」 ジャララララッ ア「ゃ、やめろ!ヤメテくれー!!」 ガバッ!!キョロキョロ? ハァッハァッ ア「ゆ、夢?またか……アハハハハッハァ orz」 ア「なんて夢だよ本当に…」 ア「あれ?服のまま寝てたのか……って!!」 ア「な、なんだコリャー!!!!!」 隣の部屋でくつろいでいるルピカとバーニィ。そこへアッシュの悲鳴が聞こえてくるw ルピカ「あ、服脱がすの忘れてた!」 バーニィ「お、お前な~。いくらなんでもアイツが可哀想だろ」 バ「あの後会場から逃げ出すのに、どれだけ苦労したと思っているんだ?後始末くらいキチっとやっておけ!」 ル「は~い、まあいつものようにヤル(記憶封鎖)だけだけどね♪」 バ「……お前、絶対ロクな死に方しないな」 END? #
by kuroneko_sensei
| 2006-12-22 14:10
| 妄想中
ブラック・コミックマーケット BP主催の同人誌即売会
『コレがボクの御主人様』 一般に出回っている漫画単行本。実は黒猫先生が描いている(笑)最近発禁になったw 同人誌 パイオニア2では紙は本来貴重品なので、同人誌の発行は禁止されている。なぜデジタルにしないのか?それじゃあ面白くないでしょ? 黒猫先生の新刊 「バニxアシュVOL.4」+オマケ本。既刊で「彼氏xカレシの情事」というのもある。 組長 LOTUS=組長(某チームのマスター) ガルシャーナ 組長のチームのリーダー&コスプレ&同人仲間。実はホモ…。 牧原アリーナ 同じくチームリーダー&同人仲間。すっかり深みにハマった…。 #
by kuroneko_sensei
| 2006-12-22 13:49
| 補足・解説
ここはBP主催のブラック・コミックマーケット会場。
まだ辺りは真っ暗な早朝の会場内。しかし既に大勢の人々が集まっている。 変装(?)のつもりなのか、サングラスをして販売予定の本の確認をしているスゥ。 スゥ「遅いわねぇルピカ。売り子と一緒に来ると言ってたケド」 ルピカ「ごめ~ん遅くなったぁ」 ス「遅いわよ~~。何やって……って!」 スゥ&カレン「あなた!なんでここに!!」 一瞬の沈黙。 ス「ま、まあなんとなく事情は分かるからイイケドね」 チラっとジト目でルピカをみる。 ル「まあまあ、お互い仲良くやってよね(邪笑)」 ス&カ(この悪魔っ娘め…!) カ「ところでスゥ。あなたはここで何をやってるの?」 ス「ん?アハハ…。まあ今更言い訳したってしょうがないんで言うけど、要はここのサークルで本を出してるのよ」 カ「本?そういえば売り物を見てなかったわね…」 ル「はい、どうぞ。一冊あげるわよ♪」 カ「!!!!!な、ナニ……コレ」 真っ赤になるカレンお嬢様w ル「あ~お嬢様には刺激が強すぎたかな?(笑)」 ス「……ワザトラシイコトヲ。それにアンタも一応お嬢様でしょうが」 カ「こ、こんな物を私が売るの?しかもこの格好で?なんて屈辱的な…」 ル「まぁまぁ、知り合いなんてめったにこないし。それにホラ、髪だって変えてるから誰も分からないってw」 カ「…アトデオボエテナサイ、ルピカ」 そして日が昇り全ての準備も終わり…。 ドドドドドドッ 開場時間とともに地響きが鳴り響く(笑) 人の波、波、波。列、列、列…。 まさに狂乱の宴の始まり…。 ハァハァッ LOTUS「く、黒猫先生の新刊はここですか?ハァハァ」 (引きつった笑顔で) カ「は、はいここです。今ですと限定100部のサイン入りオマケ本も付きますよ」 L「じゃ、じゃあ20部くださいハァハァ」 カ「申し訳ございません。お一人様10部までとなっております。オマケ本は1部です」 L「わかりました。じゃあ買えるだけ…ハァハァ」 L「後はチムメンツに連絡して任せよ…」 牧原アリーナ「あ、あの…。ここで黒猫先生の本が買えると聞いたのですけど…ボソボソ」 ル「あら~いらっしゃいアリーナちゃん」 牧「ル、ルピカちゃん!!なんでここに(汗)」 ル「何でって見ての通り売り子よ?それよりも~、やっぱり止められなくなったのね?ニヤリ」 牧「コ、コレは違うのよ。組長さんに頼まれて買いに来たのよ(汗)」 ル「ふ~ん、じゃあさ、その手提げ袋に一杯入ったモノは何かしらね?」 牧「こ、これも全部頼まれモノよ」 ル「ふぅ~ん全部ネ(笑)」 ル「あ、そうそう。今回黒猫先生が来てるんだけど、特別にスケブお願いしてあげよっか?あ、でも興味無いならいらないか…」 牧「なんですって!!お、お願いします是非!!!」 ル「えー?だって頼まれモノなんでしょ?そこまでしてやる必要無いじゃ~ん♪」 牧「う…そ、それは……」 ル「もうさ、自分に正直になりなさいって(笑)。別に誰かに言いふらしたりしないからさぁ」 牧「…ゴメンナサイ。全部自分のです。だからお願いします(涙)」 ル「ハイハイ。じゃ、お願いしとくから、後で取りに来てね。それと次回もヨ・ロ・シ・ク・ネ♪」 とまあ色々あって最初の混雑も終わり、やや閑散としてくる。 ル「ほらここで宣伝よ!立って声がけして。は~い、黒猫先生の新刊はこちらで~っす♪」 カ「く、黒猫先生の新刊はこちらで…で~す」(ナンテハズカシイ) ふと、派手な格好をしたサングラスの男と、鎖をしたメイド(?)がウロウロとこちらへやってくる。 男「すみません、ココのを一冊ずつ全部貰えますか?」 カ「は、はい。いらっしゃいま…せ!!」 ガタタッ カ「あ、あなたたち!何でこんなところに居るの!!」 男(バーニィ)「!!!その声は、あんたカレンお嬢さんか??」 ス「ヤバッ!」(慌ててサングラスをする黒猫先生w) 一瞬その場の空気が凍りつく。 均衡を破ったのはルピカ。 ル「いらっしゃ~い♪あっしゅう~♪」 ギクゥッ アッシュ「ル、ルピ…カ……(汗)」 ル「とっても似合ってるわよ~。あっしゅう~ニヤニヤ(邪笑)」 ルピカに舐めるように見られて、羞恥で全身ゆでダコのようになるアッシュ。 ア「う…あ、チ、チガウンダコレハ。み、みないで、見ないでくれ~~!!(涙)」 ル「ウヒヒヒヒッ」パシャッ パシャッ(シャッター音) 狂ったように写真を撮るルピカ(笑) ア「あうう、こんなことなら仕事受けるんじゃなかった…orz」 バ「ルピカまで…。こんなとこで何やってるんだ!」 ル「何とは失礼ねぇ。ビジネスよ、ビ・ジ・ネ・ス♪」 バ「お前なあ。コッチの仕事放ってナニやってるかと思えば…。むぅ?さてはハメたな?」 ル「何のことやら~♪ペロリ」 バサッ……っと黒猫先生の新刊がアッシュの目の前に落ちる。 ア「ううぅ、本?そういや一体何を売って?」 涙を拭きながら、ページをめくるアッシュ…。 ス&カ「あぁ!」 ア「な……オレがイヌ?犬だってててて!!!!!!!!!!」(赤面) 硬直したアッシュに、ルピカは満面の笑み?(邪笑)を浮かべたまま…いきなり! ル「メギド~♪」 ア「ぐはっ!!!ナンデ……オレガ」 バタッ 終わりw #
by kuroneko_sensei
| 2006-12-22 11:48
| 妄想中
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二代目黒猫先生とは?
これは、ある日突然二代目に襲名されてしまった不幸な婦女子(?)の記録デス。
しばらくは秘密裏にドウジン活動をしていたのですが、最近お姉さまに活動内容が全てバレてしまい、今は開き直って堂々と活動しています。 ちなみに私は、PSOの同名の人とは関係ありませんよ? 初代さんが言うには魂の繋がりがあると言ってたけど…。それってどういうことなのかな? その他のジャンル
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